おいらせ町職員2人を懲戒処分 適正な使用手続き怠る

おいらせ町は19日、今月1日に供用を開始した町消防団百石第4分団拠点施設の建て替え工事で、建設用地の一部に青森県と奥入瀬川東部土地改良区の所有地があると認識しながら使用手続きを怠ったとして、まちづくり防災課の男性主任主査(43)を減給10分.....
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 おいらせ町は19日、今月1日に供用を開始した町消防団百石第4分団拠点施設の建て替え工事で、建設用地の一部に青森県と奥入瀬川東部土地改良区の所有地があると認識しながら使用手続きを怠ったとして、まちづくり防災課の男性主任主査(43)を減給10分の1(3カ月)、男性課長(51)=いずれも所属、役職は当時=を戒告の懲戒処分にしたと明らかにした。[br][br] 主任主査は昨年度まで、同課で消防団の運営などの業務を担当。同施設の工事を今年1月に発注し、舗装予定の区域などに使用許可を得ていない用地が含まれるにもかかわらず、必要な措置を取らないまま、4月に異動した。[br][br] 同改良区から8月に町への指摘があり、不適切な事務処理が発覚した。主任主査は町の聞き取りに対し「繁忙となり失念した」などと話しているという。[br][br] 工事は8月末に完了したが、県などと協議が必要となり、供用開始が遅れた。[br][br] 町は19日、町議会議員全員協議会で説明。成田隆町長は「大変申し訳ない。職員一丸となって信頼回復に努める」と陳謝した。