県道泊陸奥横浜停車場線の通年通行を 県町村議長会、知事に要請

県道泊陸奥横浜停車場線の整備を求める横浜町議会の小川和男議長=16日、青森市
県道泊陸奥横浜停車場線の整備を求める横浜町議会の小川和男議長=16日、青森市
青森県町村議会議長会(会長・石戸秀雄大間町議会議長)は16日、青森市で「知事を囲む行政懇談会」を開催した。7月に新規制基準の審査に合格した使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)が立地する上北郡は、災害が発生した際の避難路として重要性が高い県道.....
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 青森県町村議会議長会(会長・石戸秀雄大間町議会議長)は16日、青森市で「知事を囲む行政懇談会」を開催した。7月に新規制基準の審査に合格した使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)が立地する上北郡は、災害が発生した際の避難路として重要性が高い県道泊陸奥横浜停車場線の通年通行化に向けた整備を三村申吾知事に求めた。[br][br] 総延長17・5キロで横浜町から六ケ所村泊地区へ東西に延びる県道は、国道279号と同338号を結ぶ。ただ、未舗装区間や急勾配、急カーブが多く、冬季は閉鎖されるため、避難路として利用できない可能性がある。県は町側の6・5キロ、村側の0・9キロで改良工事を施したが、残る約10キロは維持補修を主眼に置いた整備にとどまっている。[br][br] 席上、上北郡代表で横浜町議会の小川和男議長は「(自然災害や原子力災害など)想定される災害に強い交通網を確立するため、重要性を訴える地域の声は高まっている」と強調した。[br][br] これに対し、県の下村誠県土整備部長は「整備計画の策定に向け、早期に地元町村と協議、調整を始めたい」と、課題解消へ両町村と話し合う意向を示した。[br][br] 三戸郡は田子町夏坂と秋田県鹿角市大湯間のバイパス道、下北郡は大間町とむつ市大畑町間の国道279号の代替道路整備をそれぞれ要望した。県道泊陸奥横浜停車場線の整備を求める横浜町議会の小川和男議長=16日、青森市