新型コロナ考慮 六戸町が地震想定の実働訓練

体調の聞き取りや検温などの対応を確認した訓練
体調の聞き取りや検温などの対応を確認した訓練
六戸町は8日、同町の小松ケ丘地域交流館などで、新型コロナウイルス感染症を考慮した防災訓練を実施した。町職員22人が避難所の開設と運営、簡易テントや段ボールベットの組み立てなどに取り組み、緊急時に備えた。 実働訓練では、大きな地震で家屋の倒壊.....
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 六戸町は8日、同町の小松ケ丘地域交流館などで、新型コロナウイルス感染症を考慮した防災訓練を実施した。町職員22人が避難所の開設と運営、簡易テントや段ボールベットの組み立てなどに取り組み、緊急時に備えた。[br][br] 実働訓練では、大きな地震で家屋の倒壊、停電、断水が発生し、小松ケ丘地区の住民が交流館前に避難している―と想定。今回は新型コロナの感染拡大防止の観点から、町職員のみで行った。[br][br] 防護服姿の運営役と避難者役に分かれた町職員は、交流館入り口前の受け付けで検温と体調の聞き取りを行い、感染症の疑いのある人を、近くの学童保育所に移送するなどして対応を確認。交流館内では簡易テントと段ボールベットの組み立てを体験した。[br][br] 訓練後、吉田豊町長は「今回のシミュレーションを頭に入れ、指示待ちではなく、お互い協力し合って動けるようになってもらいたい」と呼び掛けた。町の担当者は「想定よりも避難所開設までに時間がかかってしまった。訓練を生かし、スピーディーな対応につなげたい」と話した。体調の聞き取りや検温などの対応を確認した訓練