成人式出席予定者にPCR検査義務付け/むつ市

むつ市は11日、1月の成人式に出席予定の新成人全員に対し、新型コロナウイルスのPCR検査を義務付ける方針を示した。例年、出席者の約7割が青森県外在住のため、感染拡大を懸念する市民の不安に応える。県内在住者も対象で、検査費用は市が全額負担する.....
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 むつ市は11日、1月の成人式に出席予定の新成人全員に対し、新型コロナウイルスのPCR検査を義務付ける方針を示した。例年、出席者の約7割が青森県外在住のため、感染拡大を懸念する市民の不安に応える。県内在住者も対象で、検査費用は市が全額負担する。[br][br] 市が都内の民間医療機関から唾液で感染を検査するキットを購入し、来月初旬までに出席者に配布する。キットは1個9900円。事業費は495万円で、専決処分で対応する。財源には市民らから寄せられた寄付金を充てる。[br][br] 出席予定者は成人式近くになったら検査を受け、検査機関から送られてくる結果通知のメールを市に転送する。2週間前からの体調や行動管理も求められる。[br][br] 同市には昨年まで高等教育機関がなく、高校卒業後は多くが市外に進学している。成人式には例年400~450人が参加しており、宮下宗一郎市長は「若者を大切にすることは市の発展につながると確信している。コロナ禍にあっても何とか開催したい」と思いを語った。[br][br] 市の成人式は1月10日に下北文化会館で開催する。今月10日現在の対象者は529人。