青森県内のブナの結実 5年ぶり「並作」

東北森林管理局は11日、今秋の青森県内はブナの結実が5年ぶりに「並作」だったと発表した。クマの餌であるブナの実が並作か豊作だった翌年は、クマの出没頻度が増加傾向にある。県は来春、クマ出没注意報を発令する方針だ。 県内38カ所に生息するブナを.....
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 東北森林管理局は11日、今秋の青森県内はブナの結実が5年ぶりに「並作」だったと発表した。クマの餌であるブナの実が並作か豊作だった翌年は、クマの出没頻度が増加傾向にある。県は来春、クマ出没注意報を発令する方針だ。[br][br] 県内38カ所に生息するブナを目視で調査。結実状況を数値で示す豊凶指数は2・3で、2・0以上3・5未満の並作に該当した。東北地方では最も高かった。[br][br] 9日現在、県内のクマ出没件数は423件(前年同期比10件減)。内訳は目撃346件(57件減)、食害72件(47件増)、人身被害は5件(増減なし)。[br][br] 県自然保護課によると、結実の良い年は十分な栄養を取れるため、冬眠中に出産するクマが多くなる。子どもを養おうと、餌を求める母グマが行動範囲を広げ、農地や住宅地などへの出没頻度が上がるという。[br][br] 岩手県は1・3の「凶作」だった。