売上高4割減も純利益は増/大平洋金属中間決算 

八戸市にフェロニッケルの製造拠点がある大平洋金属(本店・東京)は10日、2021年3月期第2四半期(20年4~9月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比39・9%減の132億6200万円となったが、純利益は24・0%増の12億6千万円に.....
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 八戸市にフェロニッケルの製造拠点がある大平洋金属(本店・東京)は10日、2021年3月期第2四半期(20年4~9月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比39・9%減の132億6200万円となったが、純利益は24・0%増の12億6千万円に伸びた。[br][br] 売上高の減少は、フェロニッケルの販売数量が前年同期比35・0%減に縮小したのが主な要因。八戸製造所にある電気炉3基のうち1基を設備交換のため稼働停止させたほか、新型コロナウイルスの影響で需要が低調だったことも響いた。[br][br] 一方、製品の価格形成の指標として適用するロンドン金属取引所(LME)のニッケル価格が上昇傾向で推移し、利益面には好材料となった。ニッケル価格が上向いたことで、棚卸資産(在庫)の収益性も改善した。[br][br] 営業損益は前年同期の1億6400万円の黒字から5300万円の赤字に転落したが、投資利益の計上などを含めた経常利益は15・3%増の12億9300万円に伸長した。