八戸港10月水揚げ統計 前年同月比で数量1割減、金額1%減

八戸市水産事務所が10日発表した10月の八戸港の水揚げ統計によると、1万7764トン(前年同月比10%減)、金額21億3435万円(1%減)で、いずれも過去10年で下から2番目の低水準となった。数量はマイワシが振るわず、金額は新型コロナウイ.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 八戸市水産事務所が10日発表した10月の八戸港の水揚げ統計によると、1万7764トン(前年同月比10%減)、金額21億3435万円(1%減)で、いずれも過去10年で下から2番目の低水準となった。数量はマイワシが振るわず、金額は新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要減が続くなどし、総じて単価が伸びなかった。[br][br] 漁業種別では、大中型イカ釣り船による船凍アカイカが1089トン(156%増)、3億5909万円(96%増)。昨年は水揚げが9月に集中したものの、今年は10月もまとまった数量が入った。[br][br] 中型船の船凍スルメイカは141トン(729%増)、1億844万円(553%増)。水揚げが1隻だけだった昨年(17トン、1660万円)を大幅に上回った。[br][br] 大中型巻き網船は1万4763トン(18%減)、7億9059万円(19%減)。三陸沖はサバが後半にまとまった漁獲があった半面、マイワシは極度の不振に見舞われた。また、北海道東のマイワシは豊漁だったが、水揚げが八戸以外にも久慈、気仙沼、石巻といった各港に分散。サイズは小ぶりが多く、金額に響いた。[br][br] 機船底引き網は1059トン(14%増)、6億4148万円(17%減)だった。[br][br] 1月からの累計は4万3519トン(6%減)、94億6975万円(15%減)となった。