【新型コロナ】弘前管内の女性死亡 8、9日の感染者計3人

青森県は9日、新型コロナウイルスに感染し、中等症で入院していた弘前保健所管内の80代以上の女性1人が死亡したと発表した。死因は新型コロナによる肺炎で、弘前市の飲食店で発生したクラスター(感染者集団)の関連。県内の死者は計5人となった。8、9.....
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 青森県は9日、新型コロナウイルスに感染し、中等症で入院していた弘前保健所管内の80代以上の女性1人が死亡したと発表した。死因は新型コロナによる肺炎で、弘前市の飲食店で発生したクラスター(感染者集団)の関連。県内の死者は計5人となった。8、9日には弘前と東地方(平内町、今別町、蓬田村、外ケ浜町)の2保健所管内で計3人の感染を確認し、県内の累計は274人。[br][br] 八戸市では7日以降、新たな感染は確認されず、弘前管内などでも新規の感染者数は日を追うごとに減少している。現状について県健康福祉部の奈須下淳次長は「収束の方向に向かっているが、濃厚接触者の調査や健康観察は続けており、楽観視はできない」との見方を示した。[br][br] 新たに感染が判明したのは、8日が弘前管内の性別、行動歴など非公表の10代1人、東地方管内の60代女性1人。9日がクラスターや院内感染が発生した弘愛会病院勤務の50代男性1人。8日の感染者は、感染経路が不明な感染者の知人や職場関係者だった。[br][br] 50代男性は10月25日までに実施した2度のPCR検査で陰性だった。同27日に同僚の60代男性の陽性が判明し、濃厚接触者として自宅待機を続けていた。11月3日に発熱や倦怠(けんたい)感などの症状が現れ、3回目のPCR検査で陽性が判明した。[br][br] 職場や同居人など詳しい接触の状況は調査中だが、自宅待機をしていたため、「院内で感染が大きく広がる可能性は低い」としている。[br][br] 八戸市に主力工場を置く大平洋金属は9日までに、6日に新型コロナの感染を確認した同市の20代男性が、同工場の従業員だったと公表。感染拡大を防止するため、勤務するフロアの消毒を実施するなどの対応を図ったという。