野辺地の行在所、夜間特別公開/祇園囃子披露も

祇園囃子を披露する新道組祭典部のメンバー
祇園囃子を披露する新道組祭典部のメンバー
野辺地町の国登録有形文化財「旧野村家住宅離れ(行在所(あんざいしょ))」が3日、夜間特別公開された。今年は「のへじ祇園(ぎおん)まつり」で演奏される祇園囃子(ばやし)などが披露され、来場者が風情ある庭園で優雅な響きを楽しんだ。 町の文化財と.....
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野辺地町の国登録有形文化財「旧野村家住宅離れ(行在所(あんざいしょ))」が3日、夜間特別公開された。今年は「のへじ祇園(ぎおん)まつり」で演奏される祇園囃子(ばやし)などが披露され、来場者が風情ある庭園で優雅な響きを楽しんだ。[br][br] 町の文化財と民俗芸能のPRなどを図る目的で、町と町教委が毎年実施。行在所は日本遺産にも認定されており、明治天皇の東北巡幸の際に宿泊場所として利用された。明治天皇が灯籠に火のともった夜の庭園を気に入ったという逸話が伝えられている。[br][br] 同日はイルミネーションで庭園をライトアップ。さらに、今年は新型コロナウイルスの感染拡大に配慮して中止となった祇園まつりで演奏される祇園囃子や神楽も披露された。[br][br] 祇園囃子は新道組祭典部が担当。風雅な音色で会場を包み込み、来場者を魅了した。演奏した町立若葉小6年の秋田万日琉(まひる)さん(12)は「まつりはできなくて残念だったけど、6年生の最後の機会に演奏できて良かった」と笑顔を見せた。[br][br] 同日はこのほか、野辺地神明宮による雅楽演奏会なども行われた。祇園囃子を披露する新道組祭典部のメンバー