宮中祭祀「新嘗祭」で使うアワを献納 乙部さん(東北町)が栽培

同じ畑で収穫されたアワをみせながら、報告する乙部英夫さん
同じ畑で収穫されたアワをみせながら、報告する乙部英夫さん
11月23日に皇居で行われる農作物の収穫を祝う宮中祭祀「新嘗祭(にいなめさい)」に、東北町の乙部英夫さん(58)が育てたアワが献納される。収穫を終えた乙部さんは10月29日、東北町役場に蛯名鉱治町長を訪ねて喜びの報告をした。 新嘗祭は毎年、.....
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 11月23日に皇居で行われる農作物の収穫を祝う宮中祭祀「新嘗祭(にいなめさい)」に、東北町の乙部英夫さん(58)が育てたアワが献納される。収穫を終えた乙部さんは10月29日、東北町役場に蛯名鉱治町長を訪ねて喜びの報告をした。[br][br] 新嘗祭は毎年、天皇がその年に収穫したコメなどの穀物を神々に供え、自らも食べる儀式。東北町からアワが献上されるのは1993年以来。[br][br] 乙部さんはナガイモやゴボウなどを手掛ける農家で、今回の献上のためにアワを初めて育てた。5月から県の担当者らから指導を受けながら栽培。10月に収穫し、脱穀、選別作業を終えて約5合分を所管する県へ送付した。[br][br] 乙部さんは、同じ畑で取れたアワを持参し、「農薬を使えなかったため、とても大変な作業だった。無事に献上できてほっとしている」と報告した。[br][br] 蛯名町長は「町を代表して献上品を育ててもらい感謝している」と乙部さんの労をねぎらった。同じ畑で収穫されたアワをみせながら、報告する乙部英夫さん