八戸水産高実習船「青森丸」が帰港 生徒ら2カ月の航海実習経験し成長

航海実習を終え、帰港式で敬礼する生徒ら
航海実習を終え、帰港式で敬礼する生徒ら
青森県立八戸水産高(福嶋信校長)の実習船「青森丸」(660トン)が、太平洋での約2カ月間のマグロはえ縄漁を終えて八戸港に戻った。長期航海を経験した生徒らは10月29日、同港館鼻岸壁で開かれた帰港式に出席し、出迎えた家族らに一皮むけた姿を披露.....
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 青森県立八戸水産高(福嶋信校長)の実習船「青森丸」(660トン)が、太平洋での約2カ月間のマグロはえ縄漁を終えて八戸港に戻った。長期航海を経験した生徒らは10月29日、同港館鼻岸壁で開かれた帰港式に出席し、出迎えた家族らに一皮むけた姿を披露した。[br][br] 式では、福嶋校長と生徒会副会長の宮崎優羽(ゆう)さん(18)=水産工学科3年=がねぎらいのあいさつ。これに対し、実習生代表の中村葵さん(16)=同2年=が「つらい時に励まし合った仲間、応援していただいた方々に感謝している。再開する学校生活でも頑張りたい」と述べた。[br][br] 実習生の平島平(ひとし)さん(17)は式典終了後の取材に「実習では一つ一つの作業をきちんとこなすことの大切さを学んだ」と語った。[br][br] 今回は水産工学科2年34人と専攻科漁業・機関両科の1年18人、指導教官ら計74人が乗船。新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、漁場を例年の米国ハワイ沖から日本東部海域に変更。9月3日に出航してから八戸沖で2週間の経過観察を経て、25回にわたり操業した。[br][br] 生徒らは所定の日数確保のため、引き続き船内で実習を積み、1日に下船。漁獲したマグロは4日、神奈川県の三崎港に水揚げする予定。航海実習を終え、帰港式で敬礼する生徒ら