【新型コロナ】八戸で2人感染、経路は不明 

八戸市在住者の新型コロナウイルス感染について会見する小林眞市長=30日、市庁
八戸市在住者の新型コロナウイルス感染について会見する小林眞市長=30日、市庁
八戸市は30日、市内に住む80代以上女性と60代女性の親子の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。感染経路は不明。2人は市内の医療機関に入院中で、うち80代以上女性は重症という。市は80代以上女性が21日に市内の通所型介護施設を利用し.....
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 八戸市は30日、市内に住む80代以上女性と60代女性の親子の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。感染経路は不明。2人は市内の医療機関に入院中で、うち80代以上女性は重症という。市は80代以上女性が21日に市内の通所型介護施設を利用していたことから、施設職員20人のPCR検査を実施中。60代女性と25日に会食をした知人2人についても検査を進めている。22人の結果は31日夕方にも判明する見通し。市内で新型コロナの感染確認者は累計12人となった。[br][br] 青森県内では30日、八戸の2人を含めて新たに計5人の感染が確認され、累計は222人となった。[br][br] 市によると、2人は同居しており、80代以上女性は29日午前に持病が悪化したことで市内の医療機関に救急搬送され、肺炎の症状が見られたことからPCR検査などを受け、30日に感染が判明した。[br][br] 60代女性も救急搬送に同行しており、検査した結果、陽性反応が出た。発熱などの症状はないという。[br][br] 2人は22日に別の親族と共に3人で県外(東北地方)に日帰り旅行に出掛けていたが、市によると感染拡大地域でないことから「旅行先で感染した可能性は低いとみられる」という。同行した親族は陰性だった。[br][br] 現時点で感染経路は分かっておらず、市は2人のどちらが先に感染したのかも「不明」としている。[br][br] このため、80代以上女性が週に2回程度、直近では発症前の21日に利用していた通所型介護施設の職員20人について、濃厚接触者には当たらないもののPCR検査を実施。60代女性と25日に会食をした知人2人は濃厚接触者として、検査を受けている。今後の調査次第では、検査対象が拡大する可能性もあるという。[br][br] 感染について30日に市庁で会見した小林眞市長は「今後、どのような形で発展するか予断を許さない。どうなっても対応できるよう医療体制の準備に努めたい」と強調。市民に対し「引き続き、感染予防対策を徹底してほしい」と求めた。八戸市在住者の新型コロナウイルス感染について会見する小林眞市長=30日、市庁