電解水使用の農法に理解深める 大地創生研究会が五戸で研修会

ミニふじの園地を視察する参加者=24日、五戸町内
ミニふじの園地を視察する参加者=24日、五戸町内
青森県内の農業関係者で組織する「大地創生研究会」(野村敏男会長)は24日、五戸町内の農地で研修会を開き、出席者が電解水を使った作物生産に理解を深めた。 同会は、農薬を使用しない高品質・高付加価値の農法を確立しようと、3月に発足し、現在会員は.....
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 青森県内の農業関係者で組織する「大地創生研究会」(野村敏男会長)は24日、五戸町内の農地で研修会を開き、出席者が電解水を使った作物生産に理解を深めた。[br][br] 同会は、農薬を使用しない高品質・高付加価値の農法を確立しようと、3月に発足し、現在会員は20人。今年は同町や十和田市など7市町で、リンゴなどの作物を対象に、酸性とアルカリ性の電解水を使った実証試験を実施した。[br][br] 同日は、参加者が同町の「青森ジャパンファーム」が所有する「ミニふじ」(リンゴ)の園地2カ所を視察し、生育状況などを確認。担当者によると、樹高の生育は順調で、生産コストも農薬を使った場合と比べ35%以上の削減に成功した。[br][br] 同社のほ場に隣接する放任園地から伝染したとみられる斑点落葉病や黒星病などが見られたものの、酸性の電解水を使用した結果、拡大は抑えられたという。[br][br] 一方、農薬よりも散布回数が多かったため、電解水の濃度を上げるなどして作業効率の改善に取り組む必要がある―とした。ミニふじの園地を視察する参加者=24日、五戸町内