青森県立郷土館、耐震性に問題 20日から休館

耐震診断基準の目標値を下回る部分があることが判明した、青森県立郷土館の建物=19日、青森市
耐震診断基準の目標値を下回る部分があることが判明した、青森県立郷土館の建物=19日、青森市
青森県教委は19日、青森市の県立郷土館の建物に耐震診断基準の目標値を下回る部分があったと明らかにした。同館は「来館者の安全確保に万全を期するため」として20日から臨時休館する。休館の期間は未定。 郷土館は1931年に建てられた旧館と、72年.....
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青森県教委は19日、青森市の県立郷土館の建物に耐震診断基準の目標値を下回る部分があったと明らかにした。同館は「来館者の安全確保に万全を期するため」として20日から臨時休館する。休館の期間は未定。[br][br] 郷土館は1931年に建てられた旧館と、72年完成の新館で構成される。旧館は企画展示など、新館は常設展示の場として使用されていた。[br][br] 県教委文化財保護課によると、同館では長寿命化工事に先立ち、2019年から20年に耐震診断を実施。建物の一部で、「震度6強から7程度の地震が発生した際に倒壊または崩壊する可能性が低い」という目標値をクリアできなかった。[br][br] 結果は今年8月上旬に判明していたが、展示の調整などに時間を要し、発表がずれ込んだとしている。[br][br] 本年度中に開催を予定していた企画展は会場を変更して実施。11月上旬まで開催予定だったミニ企画展示「鷹山宇一と世界のチョウ」は、休館に伴い休止する。建物の改修など、今後の計画や日程は未定。耐震診断基準の目標値を下回る部分があることが判明した、青森県立郷土館の建物=19日、青森市