【県境産廃】新たに2億8千万円回収不能で処分/青森県

田子町と二戸市にまたがる県境の産業廃棄物不法投棄問題で、青森県は14日、不法投棄業者に請求していた収入未済額のうち、2019年度は新たに2億8117万円について徴収を諦める不納欠損処分にしたと明らかにした。16年度以降、不納欠損の累計額は3.....
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 田子町と二戸市にまたがる県境の産業廃棄物不法投棄問題で、青森県は14日、不法投棄業者に請求していた収入未済額のうち、2019年度は新たに2億8117万円について徴収を諦める不納欠損処分にしたと明らかにした。16年度以降、不納欠損の累計額は329億8870万円に上る。 同日の県議会決算特別委員会などで県が答えた。[br][br] 県はこれまで三栄化学工業(八戸市、解散、清算手続き中)と縣南衛生(埼玉県、破産)、両社の代表取締役に対し、02~18年度分の行政代執行費用、督促手数料、延滞金の合計として、19年度末時点で464億6728万円の納付を命じている。[br][br] 一方、これまで県が回収できたのは6224万円にとどまり、収入未済額は134億1633万円となっている。[br][br] 県は業者に処分可能な財産がない状態が継続している場合、20年度分は2億493万円の納付義務が消滅し、不納欠損処分となる見通しを示した。