【青森ワッツ―仙台】大敗、守備戦術が裏目に

【青森―仙台】第3クオーター9分32秒、青森は野里惇貴(青9)がシュートを決め39-68とする=10日、むつマエダアリーナ
【青森―仙台】第3クオーター9分32秒、青森は野里惇貴(青9)がシュートを決め39-68とする=10日、むつマエダアリーナ
「完敗です」。北谷稔行アソシエイトヘッドコーチ(AHC)の言葉が全てを物語っていた。第1Qから精度の高い相手の3点シュートで差を付けられた。攻撃では、焦りからミスが相次ぎ、相手にボールを奪われるターンオーバーは20を数え、37点差の大敗につ.....
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 「完敗です」。北谷稔行アソシエイトヘッドコーチ(AHC)の言葉が全てを物語っていた。第1Qから精度の高い相手の3点シュートで差を付けられた。攻撃では、焦りからミスが相次ぎ、相手にボールを奪われるターンオーバーは20を数え、37点差の大敗につながった。[br][br] 「1対1の勝負に勝たなければいけないと、気持ちが空回りした」と唇をかんだのは門馬圭二郎主将。前節のゲームでは、相手のアウトサイドのシュート精度が低かったことから、インサイドの守備に力を入れる戦術が裏目に出た。「高確率で決められて面食らった。対応しなければいけなかったが、修正もさせてもらえなかった」と振り返った。[br][br] 今季の強みであったはずの、長身の外国籍選手を生かしたインサイドの攻めもなりを潜めた。パスを受けても孤立する場面が目立ち、無理にシュートを打ち、相手に攻撃権が移るケースが続いた。門馬主将は「一人がゴールへアタックしているときに、ほかの選手が止まっていた。連動性を欠いた」と反省した。[br][br] ただ、黙って引き下がるつもりはない。「(コロナ禍の中でも)これだけ多くの人が見に来てくれた。喜ぶだけではいけない。勝って恩返しをしなければ」と北谷AHC。ビリシベ実会の果敢な突破や、佐野太一のゲームメイクなど、大敗の中でも得た収穫を生かし、雪辱を狙う。【青森―仙台】第3クオーター9分32秒、青森は野里惇貴(青9)がシュートを決め39-68とする=10日、むつマエダアリーナ