【新型コロナ】抗原検査で「偽陽性」3件/青森県内5月以降

青森県は2日、県内でこれまで新型コロナウイルスの抗原検査が約400件実施され、感染していないにも関わらず陽性を示す「偽陽性」を3件確認していたことを明らかにした。経過観察後のPCR検査で全て陰性だった。県感染症疫学コーディネーターの大西基喜.....
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 青森県は2日、県内でこれまで新型コロナウイルスの抗原検査が約400件実施され、感染していないにも関わらず陽性を示す「偽陽性」を3件確認していたことを明らかにした。経過観察後のPCR検査で全て陰性だった。県感染症疫学コーディネーターの大西基喜医師は「感染者数が少ない県内では偽陽性が出る確率が高くなる。会社全体や全地域住民といった形の集団検査は得策ではない」との認識を示した。[br][br] 抗原検査は、ウイルスの遺伝子を増幅させて感染の有無を確認するPCR検査とは異なり、ウイルスのタンパク質を検出して陽性を確認する。結果が判明するまで約30分と早いが、PCR検査と比べ検査の精度は落ちると言われている。[br][br] 県内では5月ごろから民間医療機関を中心に抗原検査を開始。同日までに保険適用の抗原検査約400件が実施され、陽性3件、偽陽性3件が確認された。[br][br] 県は偽陽性のまま誤って感染者と認定することを防ぐため、「抗原検査で陽性が判明した場合は、PCR検査も実施していく」と改めて強調した。