【新型コロナ】陸自八戸の女性隊員感染 県内37人目

新型コロナウイルスの感染者の確認について会見する小林眞市長(右)=2日、八戸市庁
新型コロナウイルスの感染者の確認について会見する小林眞市長(右)=2日、八戸市庁
八戸市は2日、市内の20代女性の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。防衛省によると、女性は陸上自衛隊八戸駐屯地の隊員で、9月下旬まで埼玉県の朝霞駐屯地で教育課程を受けていた。新型コロナの感染者は青森県内では37人目で、同市では4月3.....
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 八戸市は2日、市内の20代女性の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。防衛省によると、女性は陸上自衛隊八戸駐屯地の隊員で、9月下旬まで埼玉県の朝霞駐屯地で教育課程を受けていた。新型コロナの感染者は青森県内では37人目で、同市では4月3日以来10人目。[br][br] 市によると、女性は市内に戻ってから自主的に人との接触を避ける生活を送っており、現時点で市内での濃厚接触者はいない。[br][br] 女性は7月から9月29日まで関東地方に滞在。同日に知人と東北新幹線で八戸に戻る車中で、関東地方で時間を共にした別の知人がPCR検査を受けていることを知った。[br][br] 30日にその知人が検査で陽性反応が出たほか、自身も同日夜に37度台後半の発熱があったことから、10月1日に帰国者・接触者相談センターに電話相談した上で、2日までにPCR検査を受け、感染が判明した。現在は市内の医療機関に入院中。症状はないという。[br][br] 女性と新幹線で一緒に八戸に戻った知人もPCR検査を受けたが、結果は陰性だった。[br][br] 半年ぶりに市内で感染者が確認されたことを受け、同日、市庁で会見した小林眞市長は「改めて必要な対策に注意しながら、生活を送ってほしい」と呼び掛けた。[br][br] 一方、市は今回のケースから、県が新たに定めた基準に基づき、感染者関連情報を公表。これまで公表してきた職業などを非公開とした。理由について小林市長は「(感染者に対する)誹謗(ひぼう)中傷など、公表することによる弊害が深刻な社会問題となっているのを踏まえ、県が必要事項だけを公表する基準を定めた。その通りで、市としても基準に従った」と説明した。新型コロナウイルスの感染者の確認について会見する小林眞市長(右)=2日、八戸市庁