小中一貫校の新設検討/六戸町 六戸高跡地を想定

小中一貫校の設置について議論する検討委員会のメンバー=29日、六戸町
小中一貫校の設置について議論する検討委員会のメンバー=29日、六戸町
六戸町が小中学校の児童生徒減少や校舎の老朽化を踏まえ、小中一貫校の設置を検討していることが29日、分かった。設置する際は、2022年度末までに閉校する六戸高の跡地利用を想定。学校の適正規模・配置について検討する有識者による委員会が、10月中.....
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 六戸町が小中学校の児童生徒減少や校舎の老朽化を踏まえ、小中一貫校の設置を検討していることが29日、分かった。設置する際は、2022年度末までに閉校する六戸高の跡地利用を想定。学校の適正規模・配置について検討する有識者による委員会が、10月中に保護者と町民を対象にアンケートを実施し、結果を参考にしながら12月中に町教委に意見を答申する。[br][br] 同日、町文化ホールで開かれた同委員会の初会合で、町側が明らかにした。[br][br] 委員会は、各学校の校長やPTAら24人で構成。冒頭、吉田豊町長が「六戸モデルとなる教育環境の構築を目指す。小中一貫校や義務教育学校の新設を検討していくことで、包括的、総合的に子どもたちが学習できる」と強調した。[br][br] この日は委員長に青森中央学院大学教授の高橋興氏を選任。町側が小中一貫教育の意義や課題、町内小中学校の現状を説明し、意見交換した。[br][br] 町教委によると、本年度の小学校3校、中学校2校の児童生徒数は計847人。町は人口が微増傾向だが、町教委の予測では、24年度に約900人のピークを迎え、以降は緩やかに減少する見込みとなっている。 会議後、高橋委員長は取材に「小中一貫教育は少子化の中で取れる方法の一つ。住民の意見を参考に慎重に進めていく」と話した。小中一貫校の設置について議論する検討委員会のメンバー=29日、六戸町