高速走行の技術開発に1・78億円 国交省、21年度概算要求

国土交通省は25日に発表した2021年度予算の概算要求で、青函トンネルを含む北海道新幹線と貨物列車の共用走行区間の高速化に向け、20年度当初予算と同規模の1億7800万円を盛り込んだ。「時間帯区分方式」の段階的な拡大を目指して調査を継続する.....
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 国土交通省は25日に発表した2021年度予算の概算要求で、青函トンネルを含む北海道新幹線と貨物列車の共用走行区間の高速化に向け、20年度当初予算と同規模の1億7800万円を盛り込んだ。「時間帯区分方式」の段階的な拡大を目指して調査を継続する。[br] 現在は時速160キロで走行している同トンネル内の新幹線について、国交省は12月31日からの5日間を対象に、上下線の一部で営業運転としては初めて時速210キロに引き上げる。鉄道局施設課の担当者は取材に「次のターゲットは来年のゴールデンウィーク。今回の課題をフィードバックしながら検討していく」と話した。[br] また国交省は、将来的な貨物列車の在り方を検討する調査も並行して進める。船舶などの代替手段も視野に入れつつ、関係者から意見聴取して輸送ニーズの把握などを引き続き進める。