地域交流センターが完成延期 入札不調で/十和田市

十和田市は18日、2020年度内の完成を目指していた(仮称)地域交流センターについて、完成が22年3月に遅れることを明らかにした。工期や予定価格が指名業者と折り合わず、入札が不調に終わったため。 同センターは、みちのく銀行旧稲生町支店跡地に.....
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 十和田市は18日、2020年度内の完成を目指していた(仮称)地域交流センターについて、完成が22年3月に遅れることを明らかにした。工期や予定価格が指名業者と折り合わず、入札が不調に終わったため。[br] 同センターは、みちのく銀行旧稲生町支店跡地に整備する、アートイベントも実施可能な多用途施設。[br] 市が同日の市議会議員全員協議会で説明した。市によると、8月17日に予定していた入札で、指名業者の4共同企業体の全社が辞退届を提出し、不調になった。[br] 辞退の原因について市は「(7カ月の)工期内の完成が困難なことや、予定価格について業者との間に乖離(かいり)があったことが考えられる」と説明した。[br] 市は今後、工期や予定価格を見直し、再度入札を行うが、国庫補助事業のため、年度を超えた契約には国の承認を得る必要があるという。承認が今年12月になる見通しで、入札などの手続きはその後に行う。工期も13カ月に延長することから、着工は21年3月ごろ、完成は22年3月にずれこむ。[br] 市は「市側として配慮が足りなかった」と釈明した。