収入わずか107万円 赤字5593万円の八戸市魚市場A棟

八戸市は17日、稼働が低迷する市第3魚市場荷さばき施設A棟をはじめとする2019年度市魚市場特別会計決算の内訳について、取材に答えた。5593万円の赤字だったA棟関連の主な支出は委託料2860万円、電気代1780万円、修繕費659万円などだ.....
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 八戸市は17日、稼働が低迷する市第3魚市場荷さばき施設A棟をはじめとする2019年度市魚市場特別会計決算の内訳について、取材に答えた。5593万円の赤字だったA棟関連の主な支出は委託料2860万円、電気代1780万円、修繕費659万円などだった。[br] 市によると、A棟は収入107万円、支出5700万円。支出のうち、委託料は稼働に必要な人件費700万円、機械設備の保守点検400万円、製氷設備の保守点検358万円など。[br] 委託料と電気代は18年度とほぼ同じ水準。一方、修繕費は予定より箇所を減らし、18年度の約半分に抑制。製氷設備の改善や殺菌用ランプの交換といった最低限の補修に絞った。[br] A棟が稼働した12年度から19年度の累計は収入451万円、支出4億7800万円で、赤字は4億7349万円に上った。[br] このほか、八戸港3カ所の各魚市場別の収支は、第1魚市場が収入3026万円、支出4403万円、第2魚市場は収入100万円、支出679万円、第3魚市場は収入8376万円、支出2億637万円。特に、第3はA棟関連の赤字が目立つ。[br] 特別会計全体では収入2億7822万円、支出2億5720万円で2102万円の黒字。しかし、市の一般会計からの繰入金1億6318万円を除くと、1億4216万円の赤字運営に転落する。[br] 決算は同日開かれた市議会定例会で承認された。