【新型コロナ】感染者の職業 非公表に/青森県

青森県は8日、新型コロナウイルス感染者について、これまで明らかにしていた職業や濃厚接触者の詳細を非公表とする新たな基準を報道機関に示した。個別に保健所を有し、それぞれ感染者を公表してきた八戸市と青森市も県の基準に準じる方針だ。 県や両市は感.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
青森県は8日、新型コロナウイルス感染者について、これまで明らかにしていた職業や濃厚接触者の詳細を非公表とする新たな基準を報道機関に示した。個別に保健所を有し、それぞれ感染者を公表してきた八戸市と青森市も県の基準に準じる方針だ。[br] 県や両市は感染が判明した際、感染者の行動歴に加え、年代、性別、職業、濃厚接触者の有無について公表してきた。[br] 新たな基準で非公表とした職業について、県は「感染拡大防止に関係がない情報」と説明。ただ、職業によって不特定多数の接触者が生じる場合は、行動歴の中で接触の状況を説明するという。[br] 年代、居住地(保健所管内)は従来と同じ対応で、性別は原則公表する。行動歴は、他者に感染させる可能性がある発症2日前から明らかにする。濃厚接触者は合計人数や関係性を公表する一方で、人数の内訳は明らかにしない。[br] 県の有賀玲子健康福祉部長は「基準は原則的な考え方。不特定多数の接触者がいる時は、具体的な場所や職業を明かす場合もあり得る」と柔軟に対応する姿勢を示した。[br] 八戸市は同日の市議会一般質問で基準の見直しを表明。感染者や関係者への誹謗(ひぼう)中傷が相次いだため、県に準じて検討する。青森市も「県内で基準に違いがあるのは好ましくない」とした。