農産物加工施設工事の安全祈願祭 22年稼働目指す/東通村

工事の安全を祈願し、くわ入れをする越善靖夫村長
工事の安全を祈願し、くわ入れをする越善靖夫村長
東通村は25日、同村蒲野沢地区の旧村立北部中グラウンドで、農産物加工施設の建設工事安全祈願祭を開き、村や工事関係者約20人が工事の無事故を祈った。 農産物加工施設は、老朽化が進む野牛地区の「村加工製品試作・研究棟」を移築する形で、2022年.....
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 東通村は25日、同村蒲野沢地区の旧村立北部中グラウンドで、農産物加工施設の建設工事安全祈願祭を開き、村や工事関係者約20人が工事の無事故を祈った。[br] 農産物加工施設は、老朽化が進む野牛地区の「村加工製品試作・研究棟」を移築する形で、2022年4月の稼働を目指す。鉄骨平屋建てで、延べ床面積は約1200平方メートル。1992年度に完成した研究棟の約5倍になる。[br] 国際基準「HACCP(ハサップ)」に対応する高度な衛生管理の下、東通牛やブルーベリーの加工品などを製造し、首都圏の高級百貨店などへの販路拡大を目指す。農家自ら加工品作りができるスペースも設ける。事業費は約20億円。国の災害時燃料備蓄補助金と企業版ふるさと納税で賄う。[br] 越善靖夫村長は「施設稼働後は安心、安全、高品質と、自信を持って特産品を供給できる体制を構築し、農家所得の向上につなげていきたい」と語った。[br] 村は旧北部中一帯約25ヘクタールを農業拠点エリアとして整備する構想を描いている。将来的には農産物の集出荷センター建設も目指すほか、弘前大と連携した高収益作物の研究所を旧北部中校舎に整備する方針。工事の安全を祈願し、くわ入れをする越善靖夫村長