【青森国スポ延期】県の判断に理解 選手強化の影響危惧/冬季競技関係者

青森県が日本スポーツ協会に対し、2025年国民スポーツ大会(現国体)の1年延期要請を、冬季競技も含めた26年の完全国体実施を条件に受け入れる方針を示した。冬季大会氷上競技の主会場となる八戸市の競技団体関係者は選手強化への影響を危惧しつつも、.....
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青森県が日本スポーツ協会に対し、2025年国民スポーツ大会(現国体)の1年延期要請を、冬季競技も含めた26年の完全国体実施を条件に受け入れる方針を示した。冬季大会氷上競技の主会場となる八戸市の競技団体関係者は選手強化への影響を危惧しつつも、新型コロナウイルス感染拡大に伴う延期となることなどから、県の判断を尊重する考えを示した。[br] 青森県スケート連盟の田名部和彦会長は「今秋に(国体を)開催予定だった鹿児島の延期が決まった時点で、ずれることは覚悟していた」と冷静に受け止めた。一方で「少年の選手強化など、見込んでいた計画に狂いが生じる」と課題を挙げた。[br] 青森県アイスホッケー連盟の橋本昭一会長は「5年後に少年の部で地元大会出場を目指してきた子どもたちは気の毒」とジュニア選手に配慮しつつ、「全てのスポーツが影響を受けている状況。完全国体実現のためには仕方ないのでは」と理解を示した。[br] 国スポの1年延期案に対する「完全国体として開催したい」という県の方針について、八戸市は文書で受けていたという。市スポーツ振興課の石丸隆典課長は「県の考え方を尊重したい」と冬季大会の延期可能性についても理解を示した。[br] 同市は23年大会の氷上競技の候補地にも浮上している。石丸課長は「経済波及効果も期待できるので、市としては歓迎したい」と述べた。15年から続けている氷上競技の強化事業には引き続き取り組んでいく方針だという。