外来種「ツマジロクサヨトウ」の幼虫、五戸で見つかる 青森県南で初確認

ツマジロクサヨトウの幼虫(青森県病害虫防除所提供)
ツマジロクサヨトウの幼虫(青森県病害虫防除所提供)
青森県病害虫防除所は27日、イネやトウモロコシなどに寄生する外来種のガ「ツマジロクサヨトウ」の幼虫18匹が、五戸町の飼料トウモロコシのほ場で発見されたと発表した。県南地方では初確認。同防除所は薬剤散布の徹底と、発見時の早急な連絡を呼び掛けて.....
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 青森県病害虫防除所は27日、イネやトウモロコシなどに寄生する外来種のガ「ツマジロクサヨトウ」の幼虫18匹が、五戸町の飼料トウモロコシのほ場で発見されたと発表した。県南地方では初確認。同防除所は薬剤散布の徹底と、発見時の早急な連絡を呼び掛けている。[br] ツマジロクサヨトウはヤガ科の害虫。米国やアフリカに生息していたが、近年アジアなど亜熱帯地域に生息地を広げ、昨年7月には鹿児島県で国内初確認された。青森県では、3カ月後の10月下旬につがる市で幼虫2匹が発見された。[br] 今回の幼虫18匹は、同防除所が26日に行った巡回で見つかった。国の機関に幼虫の調査を依頼し、27日にツマジロクサヨトウであることが判明した。明確な被害規模は分かっていないが、複数箇所の茎の食害が確認されている。[br] 防除対策には市販薬剤の散布が有効。同防除所は「越冬する可能性は低いが、加温施設などでは生き残る場合もあり得る。万が一の発生に注意してほしい」と求めている。[br] 問い合わせは青森県病害虫防除所=電話017(729)1717=へ。ツマジロクサヨトウの幼虫(青森県病害虫防除所提供)