むつ総合病院病棟建て替えに向け、策定委初会合

初会合であいさつする宮下宗一郎管理者=26日、むつ市の公済会館
初会合であいさつする宮下宗一郎管理者=26日、むつ市の公済会館
むつ総合病院の新病棟建設基本構想・基本計画策定委員会の初会合が26日、むつ市の公済会館で開かれた。老朽化が進む病棟建て替えに向けて月1回の協議を重ね、来年1月の構想・計画案の策定を目指す。 同病院は下北地域の中核病院だが、一般病棟は完成から.....
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 むつ総合病院の新病棟建設基本構想・基本計画策定委員会の初会合が26日、むつ市の公済会館で開かれた。老朽化が進む病棟建て替えに向けて月1回の協議を重ね、来年1月の構想・計画案の策定を目指す。[br] 同病院は下北地域の中核病院だが、一般病棟は完成から40年以上が経過。震度6強以上の大地震で倒壊する危険性があり、対策が急務となっている。[br] 策定委は下北地域の医療、行政、公募の住民ら委員23人で構成。委員長に同病院の橋爪正院長、副委員長にむつ下北医師会の三上史雄会長を選出した。新病棟建設に向けたコンセプトとして▽医療環境の変化を見据えた機能の向上▽高度先進医療、がん治療の推進▽高齢者医療、予防医療、患者・家族支援の推進▽金谷公園との一体的な機能の整備―など6点を確認した。[br] 今後のスケジュールは、9、10月に完成目標や着工時期などの具体的な計画を詰め、11月に素案を策定。12月からパブリックコメント(意見公募)を実施し、来年1月に基本構想・基本計画案を策定する。2月に同病院を運営する一部事務組合下北医療センター管理者の宮下宗一郎むつ市長に答申する運び。[br] 初会合で宮下管理者は「遠隔医療、先端医療、感染症対策など、あらゆる地域課題を解決する拠点としていきたい。委員の皆さんの議論の深まりに期待したい」とあいさつした。[br] 同病院は鉄筋コンクリート造り地上8階(一部9階)、地下1階建て。延べ床面積3万4660平方メートル。病床数は434床で、2019年度の1日平均患者数は入院361・3人、外来997・6人。初会合であいさつする宮下宗一郎管理者=26日、むつ市の公済会館