青森県がナガイモ栽培若手研修会/高品質生産へ知識深める

自動操舵のトラクターを使ったナガイモ植え付け機の作業実演=26日、六戸町
自動操舵のトラクターを使ったナガイモ植え付け機の作業実演=26日、六戸町
青森県内の若手ナガイモ農家育成を目指し、県は26日、六戸町の県産業技術センター野菜研究所で、「ながいもプロフェッショナル養成所」第1回研修を開催した。参加者は最先端機械の実演や座学を通じ、栽培技術を身に付けた。 県が掲げる「あおもりながいも.....
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 青森県内の若手ナガイモ農家育成を目指し、県は26日、六戸町の県産業技術センター野菜研究所で、「ながいもプロフェッショナル養成所」第1回研修を開催した。参加者は最先端機械の実演や座学を通じ、栽培技術を身に付けた。[br] 県が掲げる「あおもりながいも産地力強化戦略」事業の一環で、本年度で4回目。八戸、ゆうき青森、おいらせの3農協から15人が参加した。例年、1泊2日の日程だが、今回は新型コロナウイルス対策で日帰りとした。[br] 午前中は、ナガイモの生態や病害虫防除のポイントなどを座学で学び、午後は一般の参加者と共に、同研究所のほ場で最先端機械を使った作業実演に臨んだ。[br] 実演では、最先端機械の導入で、省力化と負担軽減に効果があったとの実験結果を紹介。人力で行ってきた種芋の植え付けや支柱抜きを機械化し、掘り取り機を高速化するなどした結果、合計作業時間が10アール当たり約27時間短縮され、作業員の疲労度も軽減した。[br] 参加者は、農機具メーカー担当者の説明に耳を傾け、作業風景を動画撮影するなどし、知識を深めた。受講生の久保田大地さん(29)=東北町=は、「技術の発展で誰でも同じ作業ができるようになると、人材不足解消につながるので期待している。学んだことを今後の生産に生かしたい」と、高品質のナガイモ生産へ意欲を燃やしていた。自動操舵のトラクターを使ったナガイモ植え付け機の作業実演=26日、六戸町