「漆」「天台寺」浄法寺の魅力向上へワークショップ 岩手県建築士会二戸支部と二戸職業訓練協会建築部会

天台寺を見学する参加者ら
天台寺を見学する参加者ら
岩手県建築士会二戸支部(高橋英司支部長)と二戸職業訓練協会建築部会(陣場寛昭部会長)は21日、二戸市内で「天台寺の修景を考えるワークショップ」を開いた。今年6月に日本遺産の認定を受けた漆の伝統技術の里・浄法寺の効果的な魅力発信を目指し、同市.....
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 岩手県建築士会二戸支部(高橋英司支部長)と二戸職業訓練協会建築部会(陣場寛昭部会長)は21日、二戸市内で「天台寺の修景を考えるワークショップ」を開いた。今年6月に日本遺産の認定を受けた漆の伝統技術の里・浄法寺の効果的な魅力発信を目指し、同市の天台寺や周辺を視察して専門家の視点から課題を探った。[br] 同市と岩手県八幡平市が共同申請した「“奥南部”漆物語~安比川流域に受け継がれる伝統技術~」の日本遺産認定や、天台寺が今年3月に約360年ぶりの大修理事業を終えたことを受けて開催した。[br] 同日は建築士や建築大工技能士ら28人が参加し、ボランティアガイドの案内で寺の歴史や修理の概要を学んだ。[br] 続いて行われた、二戸パークホテルでのワークショップには市の関係者も出席。参加者からは「漆の色を積極的に使い、周辺エリアを含めて統一感を持たせてほしい」「本堂に向かう経路を工夫して、来た人が『特別なエリアだ』と分かり、高揚感が得られる雰囲気づくりが必要」といった意見のほか、バリアフリーへの配慮を求める声も上がった。[br] 高橋支部長は「田園都市としての浄法寺の魅力向上の一翼を担えれば」と話していた。[br] 同支部と同部会はワークショップで出た意見をまとめ、25日に市に提出した。天台寺を見学する参加者ら