詐欺、窃盗罪で服役 元次長側は争う姿勢 青い森信金が損害賠償請求訴訟

顧客の通帳から現金1600万円をだまし取ったとして、青い森信用金庫(八戸市)が元同信金渉外担当次長の男性=詐欺、窃盗の罪で服役中=を相手に損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が21日、青森地裁八戸支部(岩﨑慎裁判官)であり、被告側は争う姿勢.....
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 顧客の通帳から現金1600万円をだまし取ったとして、青い森信用金庫(八戸市)が元同信金渉外担当次長の男性=詐欺、窃盗の罪で服役中=を相手に損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が21日、青森地裁八戸支部(岩﨑慎裁判官)であり、被告側は争う姿勢を示した。[br] 弁論で被告側は、預金を引き出したのは顧客から委託を受けたからだったと主張。代理人は「(本人と)やりとりできていない部分がある」としながら、反訴も検討していることを明らかにした。[br] 訴状によると、男性は同信金大湊支店で現金出納の管理業務に従事していた2016年7月から同10月までの間、むつ市内の現金自動預払機(ATM)で、顧客の普通預金口座の通帳から32回にわたり、現金計1600万円を引き出したとされる。[br] 男性は17年11月に同信金を解雇され、18年2月に詐欺や窃盗の疑いでむつ署に逮捕された。19年3月には青森地裁が男性に懲役4年の実刑判決を言い渡し、男性は控訴、上告したが、いずれも棄却されている。