規格外品を活用 「にんにくシート」商品化の可能性探る

ニンニクシートの質感を確かめる参加者=6日、六戸町
ニンニクシートの質感を確かめる参加者=6日、六戸町
六戸町の青森県産業技術センター農産物加工研究所は6日、規格外のニンニクを活用した新製品「にんにくシート」の技術研修会を開いた。県南地域の食品会社や農産加工グループなどの11人が作り方を学び、商品化の可能性を探った。 にんにくシートは、傷が付.....
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 六戸町の青森県産業技術センター農産物加工研究所は6日、規格外のニンニクを活用した新製品「にんにくシート」の技術研修会を開いた。県南地域の食品会社や農産加工グループなどの11人が作り方を学び、商品化の可能性を探った。[br] にんにくシートは、傷が付くなどして廃棄対象になるニンニクを有効活用しようと、同研究所が開発。ペースト状にして味付けしたニンニクを乾燥させたもので、そのまま食べたり、サラダのトッピングに活用したりできる。長期保存も可能という。[br] 参加者は、トマトチーズ味とカレー味の2種類を実際に調理し、工程を確認。「ニンニクをもう少し長くゆでた方がいい」「つなぎを片栗粉から米粉に変えてもいいのでは」などと自由に意見を出し合った。[br] 六戸町生活研究連合会の金渕貞子さん(59)は「さまざまな料理に活用できそうで、発想は良いと思う。ハーブを合わせるなど開発の可能性がある」と手応えを感じていた。[br] 中村靖人所長は「新しい食べ物なので、興味のある人がアイデアを生かして商品化を検討してもらえれば」と期待していた。ニンニクシートの質感を確かめる参加者=6日、六戸町