八戸市新美術館、開館時期が21年秋にずれ込む可能性/地中から埋設物、工期遅れる

地下から埋設物が見つかり、オープン時期が来年秋ごろにずれ込む可能性がある八戸市新美術館=3日、八戸市
地下から埋設物が見つかり、オープン時期が来年秋ごろにずれ込む可能性がある八戸市新美術館=3日、八戸市
八戸市が2021年夏ごろのオープンを目指して市庁前に整備を進めている新美術館について、市は3日、開館時期が同年秋にずれ込む可能性があることを明らかにした。敷地内の地中から埋設物が見つかり工期が当初計画より3カ月遅れることや、新型コロナウイル.....
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 八戸市が2021年夏ごろのオープンを目指して市庁前に整備を進めている新美術館について、市は3日、開館時期が同年秋にずれ込む可能性があることを明らかにした。敷地内の地中から埋設物が見つかり工期が当初計画より3カ月遅れることや、新型コロナウイルスの影響で開館イベントの準備が停滞していることが主な要因。[br] 同日の市議会総務協議会で市新美術館建設推進室が説明した。[br] 同推進室によると、本棟の建設予定地の地下から英語表記の古い道路標識や建物の基礎部分などが大量に見つかった。さらに鉄骨などの資材調達や騒音振動対策にも時間がかかることが判明。建物は当初9月末の完成を予定していたが、工事期間を3カ月延長することを決め、請負契約の一部変更を7月31日付で専決処分した。[br] 開館に合わせて行われるオープニング企画展の準備も当初予定から遅れる見通し。新型コロナの影響で市外アーティストを市に招いての打ち合わせができていない状況で、同推進室は「新型コロナの収束が見通せない中、オープン時期は(21年の)夏から秋にかけて幅広く検討したい」と述べた。[br] 市はオープンが秋にずれ込む場合、市民の利用促進に向けて夏にプレイベントを行う考え。また、オープン時期に大幅な遅れが生じないよう、建物完成後に建材から発生する物質が収蔵品に影響しないか調べる「枯らし」の方法を工夫する方針だ。地下から埋設物が見つかり、オープン時期が来年秋ごろにずれ込む可能性がある八戸市新美術館=3日、八戸市