名農高存続に向け「応援団体」設立へ/南部町と町議会

青森県教委の高校再編第2期計画(2023~27年度)策定を見据え、南部町は31日、同町にある県立名久井農業高の「応援団体」を8月中に設立することを明らかにした。町と町議会で構成し、同高のPTAや後援会、同窓会など民間組織と連携。入学者の確保.....
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 青森県教委の高校再編第2期計画(2023~27年度)策定を見据え、南部町は31日、同町にある県立名久井農業高の「応援団体」を8月中に設立することを明らかにした。町と町議会で構成し、同高のPTAや後援会、同窓会など民間組織と連携。入学者の確保に向け、町内外に同高の魅力と実績をアピールするほか、学校の存続を求める署名活動を展開し、県教委に地域の声を届ける。[br] 同校は現在、生物生産科、園芸科学科、環境システム科の3学科を設けているが、園芸科学科は20年度に募集を停止。現在、1学年は生物生産科1学級(32人)、環境システム科1学級(34人)の計2学級。[br] 県教委は高校再編第2期計画を含む県立高校教育改革推進計画の基本方針改定案で、地域校の募集停止について▽2学級規模で入学者数40人以下が2年続いた場合、翌年度に1学級規模とする▽1学級規模で、入学者数が募集人員の2分の1未満が2年続いた場合、翌年度の募集停止を基本に協議する―としている。[br] 応援団体は、9月から同高の存続を求める署名活動を始め、11月ごろ県教委に提出する予定。[br] 工藤祐直町長は取材に「名農高は地域の基幹産業の人材を輩出し、優れた研究や地域活動への参加などの実績がある。町に欠かせない存在であることを周知し、地域の声を形にしていく」と述べた。