再処理工場29日正式合格 高レベル貯蔵施設も事実上の合格へ/規制委

原子力規制委員会は27日、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)が新規制基準に適合しているとする審査書を、29日の定例会合で議論すると発表した。了承されれば正式合格となり、事業者の日本原燃に許可証が交付される。同日は、海外からの返還ガラス固化.....
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 原子力規制委員会は27日、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)が新規制基準に適合しているとする審査書を、29日の定例会合で議論すると発表した。了承されれば正式合格となり、事業者の日本原燃に許可証が交付される。同日は、海外からの返還ガラス固化体を一時保管している高レベル放射性廃棄物貯蔵管理施設(同村)の事実上の合格証となる審査書案も議題に上がる。[br] 再処理工場を巡っては、規制委事務方の原子力規制庁が審査書案を5月の会合で提示し、規制委が了承。その後、約1カ月間実施した意見公募に対する回答の整理を進めている。[br] 事業者の日本原燃は2021年度上期の完工目標を堅持しているが、安全対策工事の本格着手に必要な認可(設工認)の審査も残り、実現が厳しい状況だ。[br] 一方、貯蔵管理施設は新基準施行前に操業を開始。基準適合の猶予期間が終了し、現在は新たな受け入れを停止している。原燃は11月中の対策工事完了を目指しているが、再処理工場と同様に完工時期は見通せていない。