青果 数量減も金額8・6%増/八戸市中央卸売市場6月市況

八戸市中央卸売市場が20日にまとめた6月の市況概要によると、青果部門は取扱数量8604トン(前年同月比4・4%減)、金額17億3千万円(8・6%増)だった。5月下旬に新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除され、業務需要に改善傾向が見られた一.....
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 八戸市中央卸売市場が20日にまとめた6月の市況概要によると、青果部門は取扱数量8604トン(前年同月比4・4%減)、金額17億3千万円(8・6%増)だった。5月下旬に新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除され、業務需要に改善傾向が見られた一方、主力の青果が天候不順により入荷が安定せず、数量減の金額増となった。[br] 野菜は7877トン(2・5%減)、14億3029万円(12・8%増)。キュウリは県内、県外産とも潤沢な入荷で堅調な販売。ジャガイモは九州の長雨や関東産の出遅れで数量減。ダイコンも春先の低温で入荷量が伸びず単価高となった。[br] 果実は694トン(21・5%減)、2億8839万円(7・4%減)。全般で数量減の高単価で推移した。県産リンゴは業者の在庫が少なく、相場が上昇。県産サクランボは天候不良で数量が半減し、単価は5割増しとなった。[br] 花卉(かき)部門は、数量92万本・鉢・個(2・1%減)、金額7188万円(1・8%増)。切り花は低迷から少しずつ抜け出している気配で、スプレー菊は輸入品が少なく国産の値上がりが目立った。鉢物は祝い用の動きは鈍かったが、葬儀用で動きが見え始めた。