走って洋野を元気に 町広報担当の2人、コロナ禍の中奮闘

町内を駆け回って取材をしたいと意気込む源田大成さん(右)と堅谷真さん=7月上旬、洋野町
町内を駆け回って取材をしたいと意気込む源田大成さん(右)と堅谷真さん=7月上旬、洋野町
新型コロナウイルスの影響でイベントの中止や延期が相次ぐ中、洋野町で「広報ひろの」を担当する企画課主任の源田大成さん(35)と同主事の堅谷真さん(29)の2人が、得意の“走り”で町を盛り上げようと奮闘している。6月号では「みちのく潮風トレイル.....
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 新型コロナウイルスの影響でイベントの中止や延期が相次ぐ中、洋野町で「広報ひろの」を担当する企画課主任の源田大成さん(35)と同主事の堅谷真さん(29)の2人が、得意の“走り”で町を盛り上げようと奮闘している。6月号では「みちのく潮風トレイル」の町内ルート約28キロを走り、穴場スポットや迷いやすい地点などを文章と写真で紹介。2人は「実際に歩いてみないと分からない景色がある。町外はもちろん、地元の人にこそ足を運んでほしい」と強調する。[br] 源田さんは旧大野村の中学校で、特設陸上部員として駅伝などで活躍。高校に進学し、本格的に長距離に励んだ。旧種市町出身の堅谷さんは八戸学院光星高から拓殖大に進み、3年時に箱根駅伝6区に出場。卒業後は実業団選手として、全日本実業団対抗駅伝を快走した経験もある。[br] 潮風トレイルを走ることになったのは、町民から「せっかくランナーが2人も広報にいるのだから町内を走って紹介するコーナーをやってほしい」とリクエストされたのがきっかけ。新型コロナの影響でイベントが少なくなり、町を元気付けたいという思いも後押しした。[br] 洋野町内は、角浜から中野までの約28キロがルート。2人は5月に地図とカメラを持って、青森県との県境付近にある角浜漁村センターから出発した。[br] 「路上にはルート案内の小さな看板があるが、分かりにくい場所も多かった」と堅谷さん。実際に角浜漁港内でコースを間違えて戻ったという。[br] 一方、町役場中野支所を過ぎて海岸に向かう途中には並木道があり、穴場スポットとして掲載。源田さんは「すぐそこが海なのに、まるで山奥にいるような不思議な場所だった」と立ち寄りをお薦めした。[br] 6月号では8ページにわたって旅の様子を紹介。町民の評判も上々で、第2弾を望む声もある。源田さんは「パンフレットだけでは分からない風景や楽しみ方がある。コースを区切ってもいいから一度歩いてみてほしい」とPR。堅谷さんも「どんどん足を使って町内を駆け回り、おもしろい企画を展開していければ」と意気込みを語った。町内を駆け回って取材をしたいと意気込む源田大成さん(右)と堅谷真さん=7月上旬、洋野町