災害復旧費未払い 議員の批判相次ぐ/久慈

昨年10月の台風19号で道路や河川の復旧に当たった建設業者に、久慈市が経費4509万円を未払いにしていた問題を巡り、10日の市議会臨時会議で議員から批判が相次いだ。澤里充男副市長は「申し開きできない」と述べ、遅延利息の78万円は関係職員らで.....
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 昨年10月の台風19号で道路や河川の復旧に当たった建設業者に、久慈市が経費4509万円を未払いにしていた問題を巡り、10日の市議会臨時会議で議員から批判が相次いだ。澤里充男副市長は「申し開きできない」と述べ、遅延利息の78万円は関係職員らで補填(ほてん)する考えを示した。[br] 会議には未払い金と遅延利息を計上した20年度一般会計補正予算を提案。議員からは「支払いは基本中の基本。民間企業ならあり得ない」、「災害復旧に尽力してきた職員の努力が無駄になる」などと厳しい意見が続出した。[br] 遠藤譲一市長は「本当に申し訳ない。業務の忙しさは理由にならない。とにかく一日も早くお支払いしたい」と陳謝。請求書の処理状況を部署内で共有するなど、再発防止に取り組む姿勢を強調した。[br] 未払い問題は、財政課の決算事務で発覚。担当の男性職員が業者からの請求書を放置し、管理職の確認も不十分だった。未払いは市内の29社に対する53件で、最も請求額が大きい業者は830万円だった。