【新型コロナ】海自大湊地方隊が災害派遣訓練実施/被災地支援時、住民と自衛隊の安全確保狙い

シャワーを消毒する隊員=7日、海自大湊地方総監部
シャワーを消毒する隊員=7日、海自大湊地方総監部
海上自衛隊大湊地方総監部は7日、新型コロナウイルス感染症を踏まえた災害派遣訓練を実施した。被災地支援活動時の住民と自衛隊の安全確保が狙いで、海自大湊地方隊員約80人が3密防止対策を講じた入浴や給水支援、艦艇による住民移送などの対応を確認した.....
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 海上自衛隊大湊地方総監部は7日、新型コロナウイルス感染症を踏まえた災害派遣訓練を実施した。被災地支援活動時の住民と自衛隊の安全確保が狙いで、海自大湊地方隊員約80人が3密防止対策を講じた入浴や給水支援、艦艇による住民移送などの対応を確認した。[br] 多用途支援艦「すおう」による移送訓練では、ゾーニング(隔離処置)の方法を確認した。乗艦前に住民役の隊員に対し、飛沫(ひまつ)防止のフェイスシールドを身に着けた隊員が検温や体調の聞き取りを実施。新型コロナ感染が疑われる住民を、防護服を身に着けた隊員が専用スペースに案内し、他者と接触しないよう措置を講じていた。[br] 旧ミサイル艇整備格納庫に2張り設置された仮設テントでの入浴支援では、シャワーを浴びる住民役の隊員の入場を、通常の半分~3分の1に当たる4人ずつに制限。全員がシャワーを浴び終えてテントを出るたびに消毒と換気を実施していた。[br] 同総監部管理部総務課の一瀬誠広報係長は、九州地方で大雨被害が拡大していることに触れ、「いつでも出動できるよう準備をしていく」と語った。シャワーを消毒する隊員=7日、海自大湊地方総監部