八戸市みなと体験学習館、6日で開館1周年/約4万人の来館者

6日に開館1周年を迎える「みなっ知」
6日に開館1周年を迎える「みなっ知」
八戸市湊町館鼻の市みなと体験学習館「みなっ知」が、6日で開館1周年を迎える。開館からこれまで、新型コロナウイルス感染拡大の影響で客足が伸び悩んだ時期があったものの、約4万人の来館者を集めた。「震災伝承施設」として東日本大震災の教訓を後世に伝.....
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 八戸市湊町館鼻の市みなと体験学習館「みなっ知」が、6日で開館1周年を迎える。開館からこれまで、新型コロナウイルス感染拡大の影響で客足が伸び悩んだ時期があったものの、約4万人の来館者を集めた。「震災伝承施設」として東日本大震災の教訓を後世に伝えるため、今後も子どもを含む家族連れの利用促進に力を入れる。[br] みなっ知は、2007年10月に無人化された旧八戸測候所の土地と建物を市が国から取得して改修。震災の教訓と、湊地域の歴史・文化を伝える学習の場として整備した。[br] 1階では震災の津波発生から復興までを、2階では八戸の歴史や地域資源を映像などで学ぶことができる。また災害時には、防災機能を備えた一時避難所としての役割も担う。[br] 震災伝承施設としては、十分な駐車場があり、展示に関する案内員が配置された「第3分類」として青森県内唯一。[br] 開館からこれまで、市内外の25小中学校が団体で利用。防災教室や歴史文化教室を開催したほか、住民団体に会議スペースを貸し出すなど、多様な形で活用されてきた。[br] 今後については、震災の記憶が薄い小中学生の利用を強く促す方針だ。 みなっ知の前澤時廣館長は、「震災の記憶を後世に引き継ぐことが一番大事だと考える。2、3年に1度でも家族連れで訪れて、自宅や地域で防災を話し合うきっかけとして活用してほしい」と呼び掛けた。6日に開館1周年を迎える「みなっ知」