陸奥湾ホタテガイ19年産成育順調 青森県が春季調査 

青森県は2日、陸奥湾ホタテガイの春季実態調査についてまとめた。2019年産の成育状況は、殻長7・6センチ、全重量51・0グラム、軟体部重量20・8グラムで平年をいずれも上回った。昨秋から昨冬までの水温が高く、しけがなかったことから順調に成長.....
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 青森県は2日、陸奥湾ホタテガイの春季実態調査についてまとめた。2019年産の成育状況は、殻長7・6センチ、全重量51・0グラム、軟体部重量20・8グラムで平年をいずれも上回った。昨秋から昨冬までの水温が高く、しけがなかったことから順調に成長した。[br] 調査は5月18日から6月5日にかけて、県内22漁協を対象に実施した。[br] へい死率の全湾平均値は4%で平年より1ポイント落ち込み、異常貝率は過去3カ年で最も低い2・4%で、平年を2・1ポイント下回った。成育が良好だった一方、幹鋼1メートル当たりの収容枚数は789枚で、調査を開始した1985年以降、過去2番目に多かった。[br] 県は、養殖施設内の貝の過密状態が続いて生じる品質低下を防ぐため、収容空間の十分な確保を生産者に呼び掛けている。県水産振興課の山中崇裕課長は「19年産は前年に続いて良い出来だった。引き続き安定生産に努めてほしい」と求めた。