全国デビュー待つ深紅の宝石「ジュノハート」収穫スタート/30日の初競り(八戸市場)に出荷

ジュノハートの中でも大玉で色づきの優れた最高級ブランド「青森ハートビート」を木箱に並べる山田仁志さん=29日、三戸町
ジュノハートの中でも大玉で色づきの優れた最高級ブランド「青森ハートビート」を木箱に並べる山田仁志さん=29日、三戸町
7月1日に全国デビューするサクランボの青森県独自品種「ジュノハート」の収穫が29日、始まった。三戸町の山田仁志さん(52)の園地では、ジュノハートの中でも八戸農協による等級検査に合格した最上級品「青森ハートビート」の箱詰めが行われ、関係者が.....
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 7月1日に全国デビューするサクランボの青森県独自品種「ジュノハート」の収穫が29日、始まった。三戸町の山田仁志さん(52)の園地では、ジュノハートの中でも八戸農協による等級検査に合格した最上級品「青森ハートビート」の箱詰めが行われ、関係者がデビューの成功を祈った。[br] 今年は4月の低温や、収穫期直前の長雨などの影響で、色づきがやや遅れていた。それでも山田さんの園地では枝の先端部を中心に色づきが進み、29日早朝からぷっくりと育った深紅の実を摘み取った。[br] ハートビートはジュノハートのうち、4L(直径31~34ミリ)以上のサイズで特に色づきの優れた「特秀・秀」規格に限定したブランド。農協の担当者が色づきや傷の有無、ハート型の美しさなどを調べ、山田さんが専用の木箱に一つずつ丁寧に並べた。[br] 山田さんは、「天候不良などもあったが、実に日が当たるよう適切な葉摘み作業を心掛けた。日本を代表するサクランボの地位を確立できれば」と、仕上がりに自信を見せた。作業を見守った松尾和彦三戸町長も「宝石のようなハートビートを全国の人に味わってほしい」とPRした。[br] ハートビートを含むジュノハートは、30日に八戸市中央卸売市場で初競りが行われ、7月1日から大阪、東京の百貨店などでデビューする。ジュノハートの中でも大玉で色づきの優れた最高級ブランド「青森ハートビート」を木箱に並べる山田仁志さん=29日、三戸町