【新型コロナ】青森県民駅伝 93年のスタート以来、初の中止

1993年の第1回大会以降初の中止となる青森県民駅伝(写真は昨年9月の第27回大会)
1993年の第1回大会以降初の中止となる青森県民駅伝(写真は昨年9月の第27回大会)
青森県は26日、第28回県民駅伝競走大会(9月6日・青森市)の中止を決めた。新型コロナウイルス感染防止のためで、1993年にスタートした同大会が中止されるのは初めて。 大会は、同市のアスパム前から新県総合運動公園陸上競技場までの9区間26・.....
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 青森県は26日、第28回県民駅伝競走大会(9月6日・青森市)の中止を決めた。新型コロナウイルス感染防止のためで、1993年にスタートした同大会が中止されるのは初めて。[br] 大会は、同市のアスパム前から新県総合運動公園陸上競技場までの9区間26・1キロを舞台に、県内40市町村の代表が健脚を競う毎年秋の恒例行事。昨年の第27回大会には、選手や役員ら約1600人が参加した。[br] 主催団体の一つである県教委は6月上旬から、各市町村の意向を調査するなどして開催の可否を検討。感染防止対策を講じたり、10月に延期したりして実施する案もあったが、結局は観客に対する消毒の徹底が困難であることや、延期すれば農繁期と重なることなどから、今年の開催を断念した。[br] 中止決定を受け、過去8度の総合優勝を誇る八戸市の市選手団監督や団長を務めてきた市陸上競技協会の吉成幸三会長(70)は「仕方がないことだが、中止は残念」と落胆。昨年は総合4位に沈み、今年は巻き返しを狙っていただけに、「また来年、優勝を目指して頑張りたい」と気持ちを切り替えていた。[br] 村の部7連覇中の六ケ所村で、昨年から監督を務める中岫賢悟さん(49)=村役場勤務=は「新型コロナによる現状を考えれば仕方がない」と理解を示した上で、「来年以降に連覇を継続できるよう頑張っていく」と意欲を見せた。[br] 大会長の三村申吾知事は「県民に勇気と感動を与えてきた大会を中止せざるを得なかったことは非常に残念。次回大会の開催に向けて万全の準備を整える」とのコメントを出した。1993年の第1回大会以降初の中止となる青森県民駅伝(写真は昨年9月の第27回大会)