【新型コロナ】青森県内のグリーンツーリズム、キャンセル相次ぐ/国内外6校中止、30校延期

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、青森県内の農山漁村の暮らしを体験するグリーンツーリズムが打撃を受けている。県は26日、2020年度に予定していた国内外の中学、高校、大学36校のうち、6校が訪問を中止し、30校が8月以降に延期したことを.....
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新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、青森県内の農山漁村の暮らしを体験するグリーンツーリズムが打撃を受けている。県は26日、2020年度に予定していた国内外の中学、高校、大学36校のうち、6校が訪問を中止し、30校が8月以降に延期したことを明らかにした。4~6月は一般客の訪問は60人で、前年同期と比べ9割以上の大幅減となった。県は収束後の需要回復に向け、農山漁村の魅力を詰めたツアーの作成準備を進めている。[br] 同日の県議会農林水産委員会で県が説明した。[br] 県構造政策課によると、訪問中止を決定した6校のうち、国内は東京や大阪などの中学、高校5校の計667人、海外はタイの大学1校の13人が来訪予定だった。8月以降に延期したのは、国内27校の計3411人、海外3校の計88人。[br] グリーンツーリズムに関し、19年度の県内宿泊者数は7001人(前年度比1056人増)で過去最高を記録。20年度も訪日外国人旅行客(インバウンド)の利用増加を見込み、さらに伸びるはずだった。 県は需要回復に向け、リンゴやイチゴの収穫や乗馬など体験メニューを盛り込んだ旅行商品の開発を進め、会員制交流サイト(SNS)上で影響力のある「インフルエンサー」を活用してPRを図る。[br] 同課の蛯名芳德課長は「民泊利用者が地域にもたらす経済波及効果は小さくない。感染防止対策を徹底した上で受け入れ態勢を構築していく」と話した。