全国47都道府県の蔵元が参加 動画「うちで飲もうよ」で乾杯リレー 

動画の中で、新型コロナウイルスの収束を願い、乾杯のリレーをつなぐ駒井秀介専務(左)と久慈浩介社長
動画の中で、新型コロナウイルスの収束を願い、乾杯のリレーをつなぐ駒井秀介専務(左)と久慈浩介社長
新型コロナウイルスの収束を願い、全国47都道府県の酒蔵が、離れていながら画面を通じて、酒をついで乾杯リレーする映像を動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」で配信している。乾杯は、古来から神事や祝いの席のほか、願い事をする際にも行わ.....
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 新型コロナウイルスの収束を願い、全国47都道府県の酒蔵が、離れていながら画面を通じて、酒をついで乾杯リレーする映像を動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」で配信している。乾杯は、古来から神事や祝いの席のほか、願い事をする際にも行われる。日本酒や焼酎、泡盛の蔵元が北海道から沖縄県までリレーをつなぎ、安心で幸せな世の中を願う思いを発信している。[br] 日本酒の蔵元の有志が今年5月、シンガー・ソングライター星野源さんの楽曲「うちで踊ろう」をモチーフにした動画「うちで飲もうよ」を作成し、再生回数は計3万回を超えた。[br] 今回は47都道府県全ての蔵元が参加できるよう、日本酒だけでなく焼酎や泡盛業界にも声を掛けて実現。「繋げ!47都道府県乾杯リレー『今こそ國酒(こくしゅ)の力で日本を笑顔に!』」と銘打って計64の酒蔵が参加し、6月上旬に配信を開始した。「繋げ」の字はNHKの大河ドラマ「龍馬伝」の題字を手掛けた書家の紫舟(ししゅう)さんが書き上げた。関係者によると、全国の蔵元がつながって動画を発信する取り組みは初めてという。[br] 青森県は八戸市の八戸酒造、岩手県は二戸市の南部美人が参加。動画の時間は3分で、見た人からは「日本のお酒が飲みたくなった」「今日も國酒で乾杯します」などの応援メッセージが寄せられている。また、動画には最前線で戦う医療従事者らへのエールも込めている。[br] イベント中止や外出自粛による消費の低迷で、業界全体で売り上げは減少しているが、八戸酒造の駒井秀介専務は「少しでも日本の元気につながればと思って賛同した。家飲みに加え、対策をとった上で外の飲食店でもお酒を楽しんでほしい」とアピール。[br] 南部美人の久慈浩介社長も「長い歴史の中で、酒蔵は疫病にも負けず、地域に根ざして酒をつくってきた。心を一つにしてコロナと闘い、乗り越えていきたい」と力を込めた。[br] 動画のアドレスはhttps://youtu.be/h2I--2FhVdE動画の中で、新型コロナウイルスの収束を願い、乾杯のリレーをつなぐ駒井秀介専務(左)と久慈浩介社長