八戸など拠点の沿岸商業捕鯨終了 全体で48頭、目標上回る

八戸沖で行われた沿岸商業捕鯨=5月上旬、八戸市
八戸沖で行われた沿岸商業捕鯨=5月上旬、八戸市
八戸沖から津軽海峡にかけて行われた沿岸商業捕鯨が22日、終了した。ミンククジラの水揚げは八戸港11頭、むつ市の大畑港34頭の計45頭。4月前半に宮城県沖で3頭が捕獲されており、全体では48頭に上った。船団は今後、千葉県沖でのツチクジラ漁に移.....
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 八戸沖から津軽海峡にかけて行われた沿岸商業捕鯨が22日、終了した。ミンククジラの水揚げは八戸港11頭、むつ市の大畑港34頭の計45頭。4月前半に宮城県沖で3頭が捕獲されており、全体では48頭に上った。船団は今後、千葉県沖でのツチクジラ漁に移行。9、10月ごろには再び、八戸などを拠点に操業する意向もあるという。[br] 船団は外房捕鯨(千葉県)と太地町漁協(和歌山県)、鮎川捕鯨(宮城県)の小型船4隻。4月上旬、宮城県石巻市の鮎川港を拠点にミンククジラ漁を始め、同月下旬に八戸港、5月下旬には大畑港へと拠点を移し、操業を続けた。[br] 船団関係者によると、今年は主に、昨年7月の調査捕鯨のときより北方の津軽海峡一帯で漁場が形成。大畑港に拠点を構えて以降、調子が上向き、目標の40頭を上回った。[br] 鯨肉は八戸市魚市場で販売され市内にも流通。また、約30頭は市内の鯨体処理場で解体された。[br] 餌はマイワシがほとんど。商業捕鯨では大型を選んで捕獲できることなどから、水揚げされた鯨体も総じて大ぶりだったという。[br] 水産庁によると、今年のミンククジラの捕獲枠は沿岸操業分100頭、水産庁保留分12頭。八戸沖で行われた沿岸商業捕鯨=5月上旬、八戸市