「青森市営球場に甲子園と同じ黒土を」青銀野球部と県高野連がクラウドファンディング開始

クラウドファンディングの募集開始に伴い、青森市長を訪問した青森銀行野球部の小比類巻英史監督(左から3番目)ら=17日、青森市
クラウドファンディングの募集開始に伴い、青森市長を訪問した青森銀行野球部の小比類巻英史監督(左から3番目)ら=17日、青森市
新型コロナウイルスの影響で、甲子園球場でプレーする夢を絶たれた青森県内の高校球児を励まそうと、クラウドファンディング(CF)による「青森県の高校野球応援プロジェクト」が17日、始まった。青森銀行野球部有志と県高野連が立ち上げた。甲子園の土と.....
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 新型コロナウイルスの影響で、甲子園球場でプレーする夢を絶たれた青森県内の高校球児を励まそうと、クラウドファンディング(CF)による「青森県の高校野球応援プロジェクト」が17日、始まった。青森銀行野球部有志と県高野連が立ち上げた。甲子園の土と同じものを購入し、全国高校野球選手権青森大会の代替大会で決勝の舞台となる青森市営球場(ダイシンベースボールスタジアム)に届ける。[br] 青森銀行野球部の若手選手が発案。県高野連と相談し、代替大会のメイン会場となる市営球場に土を届けることを決めた。 土は甲子園球場の整備を担う阪神園芸(兵庫県)から30~40トンを買い取り、内野一面にまく予定。搬入は7月6日を予定している。甲子園と同じ土を地方の球場に運ぶ試みは、全国でも初めてという。[br] CFの期間は7月10日までで、目標金額は300万円。土の購入費のほか、代替大会の運営費などにも充てられる。代替大会は7月14~28日に県内5球場で実施。準々決勝から市営球場が舞台となる。[br] 17日は、光星高の三塁手として甲子園でプレーした経験がある同行野球部の小比類巻英史監督や赤井茂樹会長らが青森市の小野寺晃彦市長を訪問し、CFの立ち上げを報告した。[br] 小比類巻監督は「甲子園と同じ黒土の中で真っ黒になって、完全燃焼してもらいたい」と願いを込め、赤井会長は「県内の高校球児にとって、最大の思い出と記録が残る大会にしてほしい」と話した。[br] 支援金は一口5千円から。支援者に対してはプロジェクト終了後、県高野連のホームページ上にお礼のメッセージを掲載する。[br] CFへの出資は、ホームページ「READYFOR」から可能。クラウドファンディングの募集開始に伴い、青森市長を訪問した青森銀行野球部の小比類巻英史監督(左から3番目)ら=17日、青森市