学校給食にリンゴ提供/青森なんぶの達者村(南部町)、都内飲食店への出荷キャンセルで

給食で南部町産リンゴを味わう児童
給食で南部町産リンゴを味わう児童
南部町立小中学校の10日の給食に、同町のNPO法人「青森なんぶの達者村」(沼畑俊吉代表)が無償提供した同町産リンゴが登場した。供給予定だった飲食店が新型コロナウイルスの感染予防で営業を自粛したため、余剰在庫を活用。児童、生徒は関係者に感謝し.....
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 南部町立小中学校の10日の給食に、同町のNPO法人「青森なんぶの達者村」(沼畑俊吉代表)が無償提供した同町産リンゴが登場した。供給予定だった飲食店が新型コロナウイルスの感染予防で営業を自粛したため、余剰在庫を活用。児童、生徒は関係者に感謝しながら、地元で採れた果物の味を楽しんだ。[br] 達者村は東京都内などに店舗を構えるアメリカン・カフェ&レストラン「Bubby,s」に年間約20トンのリンゴを供給している。同店ではアップルパイの材料として使っているが、今年は営業自粛で使用量が減っていた。[br] 達者村は余剰在庫の活用方法を考え、取引先のグリーンパートナーズ(東京都、河野崇章代表)と共同で学校給食への提供を決めた。沼畑代表は理由について、「この機会に、子どもたちに地元でおいしいリンゴが採れることを知ってほしいと思った」と語る。[br] 南部小では、児童がカットリンゴを頰張り、「酸味と甘みがあっておいしい」と笑顔を見せた。[br] 同校を訪れた沼畑代表は「子どもたちが食べ物に感謝する気持ちと地元への誇りを感じてくれたら」と願いを込める。また、八戸中央青果から余剰在庫買い取りの申し出があったといい、「計らいに感謝したい」と述べた。給食で南部町産リンゴを味わう児童