入館者17日から青森県民に拡大/弘前れんが倉庫美術館

17日から、青森県民を対象に開館する弘前れんが倉庫美術館=15日、弘前市
17日から、青森県民を対象に開館する弘前れんが倉庫美術館=15日、弘前市
明治・大正期に建設された歴史ある建物を改修し、今月上旬にプレオープンした弘前市の「弘前れんが倉庫美術館」は、17日から入館者を市民限定から青森県民に拡大する。リンゴの酒を醸造するシードル工場などに利用されていたレンガ造りの倉庫を活用し、現代.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 明治・大正期に建設された歴史ある建物を改修し、今月上旬にプレオープンした弘前市の「弘前れんが倉庫美術館」は、17日から入館者を市民限定から青森県民に拡大する。リンゴの酒を醸造するシードル工場などに利用されていたレンガ造りの倉庫を活用し、現代美術家奈良美智さん=同市出身=の作品など国内外の先進的なアート作品を展示。現代アートを通して、地域と世界を結ぶ文化活動の拠点を目指す。[br] 同館は2階建てで、延べ床面積3089平方メートル。1923年に建てられた建物を市が買い取り、世界的に活躍する建築家田根剛さんが改修した。[br] 近代の建造物を活用し、次の世代の使い方へつなぐ「記憶の継承」がコンセプト。既存のレンガ壁を活用するだけでなく、屋根はシードルをイメージした金色「シードル・ゴールド」にリニューアルした。[br] 常設展示はなく、1年を三つの期間に区切り、それぞれ異なる企画を実施する。現在は開館記念プログラム「Thank You Memory―醸造から創造へ―」を開催中。国内外の現代美術家8人が、弘前やレンガ倉庫などをモチーフに制作した写真や映像、立体の作品が並ぶ。[br] グランドオープンの日程は未定。開館時間は午前9時~午後5時。休館日は毎週火曜。[br] 当面は新型コロナウイルスの感染防止対策として県民のみに開放し、30分ごとに20人ずつ入館させる。事前予約が必要。観覧料は一般1300円、大学生など千円、高校生以下は無料。[br] 予約は同館ウェブサイトの予約フォーム、または電話=0172(32)8950=まで。17日から、青森県民を対象に開館する弘前れんが倉庫美術館=15日、弘前市