大学生らに10万円支給、店舗応援クーポン券事業支援も/十和田市が追加対策

十和田市の小山田久市長は12日、新型コロナウイルスの独自の追加経済支援策を明らかにした。大学生への生活支援や店のクーポン券支援事業などで、関連予算約4億5千万円を盛り込んだ2020年度一般会計補正予算案を、市議会定例会最終日の18日に追加提.....
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 十和田市の小山田久市長は12日、新型コロナウイルスの独自の追加経済支援策を明らかにした。大学生への生活支援や店のクーポン券支援事業などで、関連予算約4億5千万円を盛り込んだ2020年度一般会計補正予算案を、市議会定例会最終日の18日に追加提案する。[br] 同日、市役所で市議会が小山田市長に対し、感染症対策の拡充に関する要望書を提出。これを受け、小山田市長が新たに講じる支援策を説明した。[br] 学生の生活支援事業は、同市出身の大学生や短大生、専門学生らに1人10万円を給付する。対象は約1500人。同市の北里大獣医学部に通う学生に対しても上限5万円で、2カ月分の家賃の2分の1を補助する。[br] 十和田商工会議所が実施する店舗応援ラリー事業も支援。5千円分のクーポン券が3千円で購入可能で、店舗で千円以上の買い物をすると、1回につき500円分のクーポン券が使える。特産品が当たるラリー機能付きで、6千セットを用意する。[br] 「新たな生活様式」の定着に向け、テークアウトやデリバリー事業者に対する助成も行う。[br] これまでの感染症対策支援策と合わせた総額は約8億2千万円となる。小山田市長は「市民や事業者は持ちこたえているが、依然として苦しいという声を聞いている」と述べた。[br] 市議会が市に対して要望書を提出したのは4月に続いて2回目。フリーランスを含む失業対策、事業者の感染症対策の経費支援など7項目を要望した。