青森県立高再編の基本方針改定地区懇談会、下北地区皮切りに始まる・県立高改革方針案、県民の意見聴取

青森県立高校教育改革推進計画の基本方針改定案について意見交換した下北地区懇談会=11日、むつ市
青森県立高校教育改革推進計画の基本方針改定案について意見交換した下北地区懇談会=11日、むつ市
全国からの生徒募集検討などを盛り込んだ青森県立高校教育改革推進計画の基本方針改定案について、県民の意見を聞く県教委の地区懇談会が11日、下北地区を皮切りに始まった。21日まで県内6地区で行われ、寄せられた意見は改定案に反映される。県教委はこ.....
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 全国からの生徒募集検討などを盛り込んだ青森県立高校教育改革推進計画の基本方針改定案について、県民の意見を聞く県教委の地区懇談会が11日、下北地区を皮切りに始まった。21日まで県内6地区で行われ、寄せられた意見は改定案に反映される。県教委はこの基本方針を踏まえ、高校再編第2期計画(2023~27年度)を策定する。[br] 改定案は、全国からの生徒募集検討のほか、地域校の学級減と募集停止を実施する年度を明確化することなどが柱。[br] むつ来さまい館で開かれた下北地区懇談会には、PTAや学校の関係者ら18人が出席。県教委の担当者が、改定案の概要や今後のスケジュールを説明した。[br] 意見交換では全国からの生徒募集について、出席者から「全国で導入が進んでいるのに、なぜ青森はまだ検討段階なのか」と質問が出された。[br] 県教委側は、高校が所在する市町村の人材や歴史、文化、産業などを生かした魅力ある高校づくりを進めなければ、生徒を募集しても集まらないと指摘。「まずは地元自治体のご理解をいただかなければと考えている」と回答した。県内の子どもが入学しづらくならないかなど、地元への影響を考慮する必要性も挙げた。[br] 今後策定される高校再編第2期計画に触れる参加者もおり、高校がなくなる地域を念頭に通学費返還免除制度の拡充を求める要望が出た。この日は一般の保護者の出席が少なかったことから、平日以外の開催などを求める声も上がった。青森県立高校教育改革推進計画の基本方針改定案について意見交換した下北地区懇談会=11日、むつ市